オホーツク海では、イシイルカ、カマイルカ、ネズミイルカといった小型鯨類が比較的よく見られます。私たちは、これらのイルカ類について、いつ、どの種類が、どれくらいの数で出現するのかを継続的に調査しています。その結果、季節ごとの出現傾向や、海域による分布の違いが少しずつ明らかになってきています。さらに、航走中の動きや群れの構成、遊泳速度、進行方向などの行動を詳しく記録し、どのような環境条件のもとで現れやすいのかを分析しています。こうした行動データを、水温や潮流、餌生物の分布と照らし合わせることで、イルカ類と海の環境との密接な関係を探っています。